欧州中央銀行(ECB)は2%をわずかに下回るインフレ率を容認でき、追加措置が必要かどうかは慎重に検討すべきだとECB政策委員会のメンバー、カザークス・ラトビア中銀総裁が主張した。

同総裁はインタビューで、政策当局が常に物価上昇率を目標に正確に合わせることができると信じるのは「ナイーブ」であり、インフレ率が目標を上下するたびにECBが金利を調整するのは適切ではないと語った。

カザークス総裁は「急ぐ必要はない。中銀として毎回の会合で飛びつくようなことはすべきでない」と指摘。その上で「必要であれば金利を動かすが、現時点では2%の目標を達成している」と述べた。

原題:ECB Mustn’t Rush Next Move With Prices at Target, Kazaks Says(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2025 Bloomberg L.P.