自民党総裁選で”ポスト石破”をめぐる争いが本格化しています。小泉農水大臣が出馬の意向を表明したほか、林官房長官も立候補を表明。小林元経済安全保障担当大臣は出馬会見を開き「世代交代が必要」などと訴えました。
“ポスト石破” 争いが本格化 小泉氏“出馬意向”を表明

「THE MATCH」と題した自民党総裁選から1年。この時出馬した5人で”ポスト石破”を争う構図が有力となりました。
前回得票3位の小泉農水大臣。16日、出馬の意向を表明しました。

小泉進次郎農水大臣
「正式な表明に向けて関係者・陣営の皆さんと一つ一つ積み上げていきたい。まずは党内がしっかりとまとまること、そして皆が一つになれる、その環境をつくれるかどうかが私は今回、非常に重要なことだと思っています」
前回4位の林官房長官もこの日、出馬を正式に表明しました。

林芳正官房長官
「党をリードし、この国の舵取りを取って参りたい。そういう決断を固めさせていただきました」
前回初挑戦で5位の小林 元経済安全保障担当大 臣は出馬会見を開き、政策も発表しました。

小林鷹之 元経済安保担当大臣
「自民党を再起動させます。この原動力になる鍵は若い力。自民党にも世代交代が必要なんです」
小林氏は若い世代への支援策を強調し、所得税の『定率減税』の導入などを掲げました。
前回の得票が5人で最も少ない茂木敏充前幹事長。”名物社長”がいる都内のスーパーを視察しました。

アキダイ 秋葉弘道社長
「いま玉ねぎは記録的な(高値)。この業界に40年近くいますが、初めての価格」
茂木 前幹事長
「玉ねぎ、うん」
その後、店で買い物をした茂木氏。

茂木 前幹事長
「玉ねぎも中国産と国産で一袋198円と298円。値段が違うんだなと。物価高といっても地域事情が違う。地域に応じた支援策をとっていく」
1回目の投票は前回トップで決戦投票で破れた高市 前経済安全保障担当大臣は、今週後半に出馬を表明する見通しです。
野党は“政治空白”と批判
野党は…

立憲民主党 安住淳幹事長
「(参院選後)この2か月、自民党は自分のために時間を使った。強く反省を求めたいと思います」