小泉農水大臣が自民党総裁選に出馬する意向を固めたことが分かりました。去年の総裁選では3位だった小泉氏ですが、この1年で党内の評価にも変化が見られます。一体、何が変わったのでしょうか。
きょう、能登地震の復興支援のため開発された「イカラーメン」を試食した小泉農水大臣。その小泉氏、自民党総裁選に出馬する意向を固めたことが複数の関係者への取材で分かりました。
総裁選について、きょう、小泉氏は…
小泉進次郎 農水大臣
「国民の皆さんに露わになってしまった党内の分断、こういった傷を修復して、癒して、一つになって前に進めていく。このことは喫緊の課題だと思っています」
出馬について明言を避けた小泉氏は、“地元の声を聞き、最終判断する”と強調しました。
小泉進次郎 農水大臣
「重要な判断をする時、横須賀と三浦の、あの野党時代から支えていただいた皆さんのことを思いながら、そして皆さんの声を伺いながら、最終的に対応して、判断していきたいと思っています」
去年の総裁選で、議員票ではトップに立ちながらも、党員票で伸び悩み、3位となった小泉氏。
総裁選をめぐっては、茂木前幹事長らが出馬を表明したほか、林官房長官らが出馬の意向を固めています。
出馬の意向を表明している茂木氏と小林氏は、きょう、党の重鎮、麻生最高顧問のもとを訪れ、意見を交わしました。
小泉氏については、この1年で麻生氏の評価が変わったと周辺は話します。
麻生派関係者
「『企業・団体献金』で矢面に立ったことをかなり高く買っている。『あいつは泥を被った』って」
通常国会で企業・団体献金をめぐり、野党との協議に臨んだ小泉氏。さらに農水大臣に就任し、高騰するコメ問題に取り組むなど、自民党内からは“この1年、大変な役回りをこなしてきた”と評価する声も上がります。
去年の総裁選では、答弁が不安定で、とくに党員票が伸び悩んだ小泉氏ですが、リベンジとなるのでしょうか?

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