立憲民主党の野田代表はさきほど、新たな執行部を発足させました。衆議院の安住予算委員長を幹事長に起用し、若手3人を党の要職に抜擢しました。
立憲民主党 野田佳彦代表
「安定感も必要だというのと同時に刷新感も必要だと。そのバランスをどう取るかというところに留意した、そうした配置とさせていただきました」
11日に行われた党の両院議員総会で野田代表が示した新たな執行部の人事案が了承されました。
新たな執行部には、幹事長に衆議院予算委員長の安住淳氏を起用しました。
安住氏は、2011年、民主党政権の野田内閣で財務大臣を務め、立憲民主党では国対委員長として与野党との太いパイプを築いてきました。
また、当選2回の若手3人を抜擢し、刷新感を演出しています。
▼代表代行には去年行われた代表選に立候補した吉田晴美衆院議員、▼政調会長には本庄知史衆院議員、▼新設する広報委員長には渡辺創衆院議員を充てました。
このほか、野田氏と距離のあった党内最大グループの「サンクチュアリ」から会長の近藤昭一衆院議員を代表代行に、逢坂誠二前代表代行を選対委員長に起用し、党内融和を図った格好です。
野田代表は、「政権を取りに行くための執行部だと位置づけていきたい」と決意を語りました。
夏の参議院選挙で立憲民主党は議席を増やせず「事実上の敗北」と総括していて、野田代表は新たな執行部体制で巻き返しをはかりたい考えです。
新執行部は以下の通り(※敬称略)。
代表 野田佳彦
代表代行 近藤昭一
馬淵澄夫
吉田晴美
幹事長 安住淳
常任幹事会議長 菊田真紀子(留任)
参院議員会長 水岡俊一(留任)
選対委員長 逢坂誠二
政調会長 本庄知史
国対委員長 笠浩史(留任)
幹事長代行 西村智奈美
参議院幹事長 田名部匡代
役員室長 中島克仁

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