石破総理の後任を決める自民党の総裁選をめぐり、高市前経済安全保障担当大臣が出馬する意向を固めたことが分かりました。「ポスト石破」に向けた動きが加速しています。国会記者会館から中継です。

高市氏は総裁選の詳細が決まってから出馬表明をおこなう考えで、去年の総裁選でも決選投票に進んでいることから今回も“台風の目”になるものとみられます。

高市氏周辺によりますと、来週にも記者会見を開いて政策を公表する予定です。持論の「積極的な成長投資」のほか、防衛力や同盟国との連携強化などを掲げる見通しです。

これまでに茂木前幹事長が出馬する意向をあきらかにしていて、あすにも記者会見を開いて正式表明する予定です。

また林官房長官も参院幹部に出馬する意向を伝えました。きのう夜、宮沢税制調査会長ら支持する議員との会合を開き、情勢分析や訴える政策などについて意見を交わしました。

このほか、小林元経済安全保障担当大臣も出馬に意欲を示しています。

一方、出馬すれば有力候補と目される小泉農林水産大臣は先ほど、次のように述べました。

小泉進次郎 農林水産大臣
「自民党自身が一致結束しなければ、野党の皆さんと向き合う環境はできません。一致結束する党の形を作るために環境を作るために、私自身が何ができるかを考えて判断をしたいと思います」

自民党はきょう、総裁選を「党員投票」を含むいわゆる「フルスペック型」で実施すること決めた上で、あす、9月22日の告示・10月4日投開票の日程を正式に決定する方針です。