(ブルームバーグ):中国の玩具メーカー、泡泡瑪特国際集団(ポップマート・インターナショナル・グループ)の株価が8日の香港株式市場で急落した。商品需要に対する懸念が持ち上がっているほか、株価指数組み入れ後の利益確定売りが出ている。
人気キャラクター「ラブブ」を手がけるポップマートの株価は一時8.9%安と、取引時間中としてはここ5カ月で最大の下落率となった。同社はこの日、香港のハンセン指数とハンセン中国企業(H株)指数の構成銘柄に加わった。

ポップマートが「ラブブ」のミニサイズ版を販売する計画を先月後半に明らかにして以後、同社の先行きに懸念が浮上している。流通市場では需要減少の兆しも見られていた。トレーダーらによると、指数組み入れ前の株価上昇を受け利益を確定したい投資家による売り圧力も高まった。
モーニングスターのアナリスト、ジェフ・チャン氏は「流通市場でラブブのようなポップマートの商品が値下がりしている。一部シリーズの在庫補充や需要減退の影響だ」と指摘した。
原題:Pop Mart Shares Fall on Demand Concern, Post-Index Entry Selling(抜粋)
--取材協力:Lulu Shen.
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