(ブルームバーグ):ホンダは8日、座ったまま体重移動をすることで操作が可能な一人乗り電動モビリティ「UNI-ONE(ユニワン)」を発売すると発表した。遊園地やショッピングモールといった施設内の移動支援や、使用中も両手が使える特性を生かしオフィス管理業務での利用などを想定している。
ホンダの発表によると、国内の法人向けに今月24日に発売する。3年あるいは6年契約で価格は1台当たり月額8万円(税込み)からで、1日から利用可能な短期レンタルサービスも提供するという。
ホンダは2023年以降、ユニワンを企業や施設に試験導入しており、今年1月には公道走行を可能とする型式認定を取得した。昨年10月に千葉県の幕張メッセで開催されたジャパンモビリティショーではホンダのブースで展示されていたユニワンにトヨタ自動車の佐藤恒治社長が試乗している姿も見られた。
同じく体重移動で動かす電動モビリティでは01年に発表された「セグウェイ」が当初は革新的な商品として注目を集めたものの、約60万-100万円と高価だったことに加え一部の国では公道走行が認められなかったことから普及せず、20年に生産終了となった。
一方、短距離の移動手段としては電動キックボードが欧米を中心に普及が進んでおり、15年に中国企業に買収された米セグウェイもその商品ラインアップの多くを電動キックボードが占めている。
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