世界50か国以上で展開するコスメブランド「LUSH」は、パレスチナ自治区ガザへの連帯を示すため、イギリス国内の全店舗を一日閉鎖しました。

記者
「ロンドンを代表するショッピングエリア、オックスフォードストリート。ここのLUSHもきょうは閉店しています。店の前には『ガザの飢餓を止めろ』と書かれています」

イギリスで生まれたコスメブランド「LUSH」は3日、イギリス国内のすべての店舗と工場、ウェブサイトを一日閉鎖しました。

ガザではイスラエル軍による侵攻が続き、飢餓も深刻化していて、LUSHは「ガザの現状に不安を抱く声は顧客の間でも大きい」として、連帯を示すため、閉店を決断したということです。

観光客
「応援したいので、ここの商品を買います。自分は使わないのでプレゼント用ですが、支援したい」

イギリス在住
「ガザの人々の方が私たちの買い物より大切です。バスボムは、状況が良くなってから楽しむことにします」

また、LUSHはパレスチナ支援のために制作したスイカ型の石鹸、「ウォーターメロンスライス」を再販売すると表明。収益はガザの支援団体に寄付されるということです。

LUSHは声明でイギリス政府にもイスラエルへの武器の売却停止を求めたほか、「LUSHが事業展開する他の国でも同じような取り組みが広がることを期待する」と述べました。