米スターバックスのブライアン・ニコル最高経営責任者(CEO)は、秋限定の商品として「パンプキン・スパイス・ラテ」などを再投入したことが販売急増につながったとの認識を示した。

ニコル氏は従業員向けの社内メッセージで、秋の商品ラインアップによって、「米国の直営店全体で記録的な販売週となり、カナダの売り上げも堅調だった」と説明。ブルームバーグ・ニュースが同メッセージを確認した。

販売のてこ入れを図るスターバックスにとって、これは朗報だ。ニコルCEOの下、顧客サービスの改善やメニュー刷新に加え、座席数の拡大といった取り組みを通じて店舗をより居心地の良い空間にすることに軸足を置いた業績の立て直しを進めている。

ニコル氏はメッセージの中で、店舗スタッフを「大幅に増員した」と説明。また、従業員がより多くの店舗でシフトに入れるようにすることで、欠員を減らす措置も導入された。

今年の秋限定メニューにはパンプキン・スパイス・ラテのほか、パンプキン・クリーム・コールドブリュー、アイス・パンプキン・クリーム・チャイ、ピーカン・クランチ・オートミルク・ラテが含まれている。スターバックスは20年余り前、パンプキンブームを生み出したとされる。

スターバックス株は8月29日の取引終了時点で年初から約3.4%下落。一方、S&P500種株価指数は約9.8%上昇している。

原題:Starbucks CEO Says Pumpkin Spice Season Drove Record Sales Week(抜粋)

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