25日のユーロ圏債券市場では、フランス国債の下げが目立った。

バイル仏首相が9月8日に内閣不信任案の採決を求める方針を表明したことを受け、仏10年債利回りは9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇。ドイツ国債との利回り差(スプレッド)は5bp拡大の75bpとなり、4月以来の高水準を付けた。

英金融市場はバンクホリデーの祝日のため休場。

欧州株は下落。ストックス欧州600指数は8月1日以来の大幅安となった。建設・資材株が下げを主導。20業種中17業種が値下がりした。

個別銘柄では仏インフラ大手バンシが5.8%下落し、指数全体を押し下げた。デンマークのエネルギー企業オーステッドは16.4%急落。トランプ米政権が、完成間近の洋上風力発電所の建設停止を命じたことが嫌気された。

8月25日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

原題:Treasuries Fall as Traders Weigh Rate-Cuts After Powell (1)、Stoxx 600 Index Falls 0.4%; Led by Construction Sector(抜粋)

--取材協力:Greg Ritchie.

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