米ロ首脳会談で、プーチン大統領がウクライナが東部の2州から撤退することを求め、トランプ大統領はこの要求をウクライナのゼレンスキー大統領に伝えたと報じられました。
イギリスのフィナンシャル・タイムズは、複数の関係者の話として、アメリカのアラスカ州で15日に行われた米ロ首脳会談で、プーチン大統領が戦争終結の条件としてウクライナが東部ドネツク州とルハンシク州から撤退することを求めた、と報じました。
プーチン大統領は、ドネツク州とルハンシク州の割譲と引き替えに南部ヘルソン州とザポリージャ州の前線を凍結し新たな侵攻を行わない、とも述べたということです。
フィナンシャル・タイムズは、トランプ大統領は、プーチン大統領との首脳会談後行ったウクライナのゼレンスキー大統領やヨーロッパ各国の首脳らとの電話会談で、この要求を伝えたと報じています。
ゼレンスキー大統領は18日にアメリカを訪れホワイトハウスでトランプ大統領と首脳会談を行う予定で、今後の対応について意見交換を行うものとみられます。
ロイター通信は関係者の話として、この会談にヨーロッパ各国の首脳も招待されていると伝えています。

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