中国共産党・中央対外連絡部の劉建超部長を中国当局が調査のため拘束したと、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が事情に詳しい関係者の話として報じた。

同紙によると、劉氏は7月下旬、海外出張を終えて北京に到着した際に当局に連行された。拘束の理由は明らかになっていない。

中央対外連絡部は外国の政党との交流を担当する機関で、外務省と並ぶ対外窓口の一つとされる。劉氏は2022年5月から部長を務めている。

劉氏の最後の公的活動はアルジェリアで現地当局者と会談した7月29日だったことが、同部の公式サイトで示されている。

中国外務省に対し、営業時間外にSNS「微信(ウィーチャット)」を通じてコメントを求めたが、すぐに返信はなかった。WSJは劉氏および中央対外連絡部と連絡が取れなかったとしている。

原題:China Detains Senior Diplomat Liu Jianchao for Probe, WSJ Says(抜粋)

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