アメリカとロシアが近く首脳会談を行うことで原則合意したことに対し、ウクライナのゼレンスキー大統領は「自身も参加するのが当然だ」と述べて、米ロ首脳のみの会談に警戒感を示しました。

トランプ大統領とプーチン大統領との会談が近く行われることで原則合意したことについて、ゼレンスキー大統領は7日、「ウクライナが交渉に参加するのは当然だ」と述べました。

「首脳会談は3者会談の形式となる」と強調し、米ロ首脳のみの会談で頭越しの停戦交渉となることに警戒感を示しました。

また、ゼレンスキー氏はヨーロッパの首脳らと相次いで電話会談などを行ったとしたうえで、「ロシアとウクライナの戦争の終結はヨーロッパ全体に関わる問題だ」とし、停戦交渉にヨーロッパ諸国が関与する必要性を主張しました。

トランプ氏とプーチン氏、ゼレンスキー氏による3者会談をめぐっては、プーチン氏がゼレンスキー氏との会談について「可能性はあるものの、実現には程遠い状況だ」と述べるにとどめるなど、実現の見通しは立っていません。