フランス南部で5日に発生した大規模な山火事は、2日経っても鎮火できていません。バイル首相は「前例のない規模の災害」だと話すなど警戒が続いています。

まるで吹き出すかのように激しく、炎が上がっています。

上空からの写真では広い範囲に火の手が及んでいることが確認できます。

現地メディアによりますと、フランス南部・オード県で5日、山火事が発生しました。

火はまたたく間に広がり、これまでに森林など1万6000ヘクタール以上が燃え、1万6000戸以上の住宅が消失したということです。

また、この火事で1人が死亡、10人がけが、1人が行方不明になっています。

現地を視察したフランスのバイル首相は「前例のない規模の災害だ」と述べ、出火の原因は調査中だとしたうえで、「地球温暖化と干ばつに関連したものだ」との見方を示しました。

現地メディアは7日に入り、火の勢いは弱っていると伝えていますが、依然、消火活動が続いています。