(ブルームバーグ):米デルタ航空は、個人データに基づいて顧客ごとに運賃を設定するために人工知能(AI)を使用しておらず、今後もその予定はないと表明した。米議員の批判を受けて説明した。
ガレゴ、ブルーメンソル、ワーナー上院議員は7月21日付の書簡で、デルタが固定価格を廃止し、「個人顧客の支払い意思に応じた価格設定」にAIを活用しているとの懸念を示した。
こうした手法はデータプライバシーの懸念をもたらすだけでなく、「米家庭が物価上昇にあえぐ中で、各個人が許容できる限界まで」運賃を引き上げる可能性が高いと、議員らは書簡で指摘した。
これに対しデルタのエド・バスティアン最高経営責任者(CEO)は31日付の回答文書で、そうした指摘を否定した。
「書簡は、当社が『個別型』あるいは『監視型』価格設定のためにAIを現在活用、あるいは活用する方針だという前提で書かれている」とした上で、「それは事実ではない。こうした前提が残念ながら世間の混乱と誤解を招いている」と説明した。
また「デルタがこれまでに利用したか、試験導入中、または今後導入予定の運賃プランの中に、個人データに基づいて顧客ごとに価格を設定するものはない」と、従来の見解を繰り返し、運賃は市場のメカニズムと激しい競争によって決まると指摘した。
原題:Delta Says It’s Not Using AI to Get Personal Data, Set Fares (1)(抜粋)
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