(ブルームバーグ):トランプ米大統領の次男エリック・トランプ氏が共同設立したビットコイン採掘企業の持ち分が、今後数週間で予定されている株式公開を経て最大3億6700万ドル(約550億円)相当に達する可能性がある。
関係者や届け出によると、エリック氏は今年3月に共同で設立した未公開企業アメリカン・ビットコインの主要株主。同社は暗号資産(仮想通貨)ビットコインのマイニング(採掘)を手がけている。
今後、ナスダック上場のグリフォン・デジタル・マイニングとの合併を予定しており、合併後の社名はアメリカン・ビットコインと呼ばれるという。

7月29日の届け出によれば、この取引により、エリック氏の持ち分はグリフォンの新株3億6700万株に転換される見込み。グリフォン株は31日時点で1ドル程度で取引されていた。
仮想通貨の懐疑派から擁護派に転じたトランプ大統領は今週、「仮想通貨の黄金時代」に向けてデジタル資産の利用を奨励する方針を発表した。国家によるビットコイン備蓄の創設も先に命じている。
ホワイトハウスのレビット報道官は、「大統領およびその家族は、利益相反行為に関与したことはなく、今後も関与することはない」とする声明を出した。エリック氏とグリフォン社の広報担当者はコメント要請に応じていない。
届け出によると、アメリカン・ビットコイン株の一部について最近実施された非公開取引では、1株当たりの評価額が25セントとされた。これを基にすると、エリック氏の持ち分評価額は9200万ドルとなる。
アメリカン・ビットコインは今年3月、マイアミを拠点とする企業ハット8が保有する採掘用コンピューターと、エリック氏および長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏を含む投資家が設立した新法人が統合して発足した。
2人が出資時に支払った金額は開示されていない。ハット8の広報担当者はコメントを控えた。
原題:Eric Trump’s Stake in Bitcoin Miner May Be Worth $367 Million(抜粋)
--取材協力:Tom Maloney.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2025 Bloomberg L.P.