（ブルームバーグ）：伊藤園は31日、一部の緑茶・抹茶製品を値上げすると発表した。茶会用などの抹茶製品19品の価格は最大で２倍にする。価格改定は９月１日から。

ティーバッグ茶や顆粒（かりゅう）茶など緑茶リーフ製品32品については、10月１日から3.3－50％値上げする。

緑茶・抹茶製品の世界的需要は拡大の一途をたどっており、国内はインバウンド（訪日客）の増加で需給バランスの乱れが生じているという。TikTok（ティックトック）などソーシャルメディア上の抹茶に関する動画も人気に拍車をかけている。

茶業界全体で原料不足による価格高騰が続いている。2025年の「酒類・飲料」分野での値上げは4656品目（11月までの公表分）で、前年比７割超の増加だと帝国データバンクは同日発表した。

(ソーシャルメディア上での抹茶需要などを追加しました)

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