(ブルームバーグ):ヨガウエアメーカーのルルレモン・アスレティカは、売り上げの減速や客足の減少、主力商品である黒のレギンスの需要鈍化に直面している。同社はこうした苦境からの脱却を図っている。
ルルレモンの黒レギンスは、ほとんど値引きされることのない定番商品だが、現在アウトレット店舗で山積みになっていると、ジェフリーズのアナリスト、ランダル・コニック氏が指摘。これは同ブランドの衣料品の中核的な需要の減退を示す憂慮すべき問題だと、同氏は付け加えた。

コニック氏は17日の顧客向けリポートで「ブランド衰退の兆しを目の当たりにしており、今後の業績にリスクがあるとみている」と指摘。同氏は長年にわたりルルレモンの戦略に批判的な見方を示しており、2022年から同社株の投資判断を「アンダーパフォーム」としている。
ルルレモンの株価は年初来で約39%下落している。同社の担当者はコメント要請にすぐに応じていない。
カルビン・マクドナルド最高経営責任者(CEO)は、ルルレモンの売り上げ回復に取り組んでいる。同社はアロ・ヨガやヴオリなど競合ブランドとの競争激化に直面。業績は2四半期連続で市場予想を下回り、通期見通しを下方修正している。
原題:Lululemon’s Best-Selling Black Leggings Pile Up at Outlet Stores(抜粋)
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