(ブルームバーグ):インドネシアの大富豪、故エカ・チプタ・ウィジャヤ氏の孫娘が、シンガポールで希少価値の高い低層の邸宅を2500万シンガポール・ドル(約29億円)で購入した。
ブルームバーグ・ニュースが確認した6月下旬の不動産関連資料によると、ミミ・ユリアナ・マエロア氏が購入したのは、チャッツワースアベニューにある敷地面積約767平方メートルの邸宅で、国内有数のショッピング街であるオーチャードロードにも近い。
マエロア氏の母親は、製紙や金融など多岐にわたる事業で財を成し2019年に死去したウィジャヤ氏の娘。
シンガポール国籍を持つマエロア氏はゴールドマン・サックス・グループなど投資銀行で勤務した経験があり、10年からは一族が経営する不動産会社トップ・グローバルの取締役を務めている。また、ブルームバーグ・ニュースが確認した法人関連資料によれば、22年に登録されたファミリーオフィス、SWグローバル・マネジメントのディレクターでもある。
不動産・法人関連資料によると、この邸宅は、地元で家電や文房具を販売する会社で最高経営責任者(CEO)を務めるレイモンド・フィー氏が売却した。
マエロア、フィー両氏にコメントを求めたが、返答はなかった。
原題:Billionaire Scion Pays $19 Million for Singapore Bungalow(抜粋)
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