米配車サービス大手のウーバー・テクノロジーズは電気自動車(EV)メーカーのルーシッド・グループおよび自動走行技術を開発するニューロと提携し、ロボタクシー事業を展開する。

ウーバーは17日、同社もしくは第3の企業がルーシッドのスポーツタイプ多目的車(SUV)「グラビティー」を購入し、ロボタクシー事業を運営する計画を明らかにした。これらの車両をニューロの走行技術を用いてライドシェア網で稼働させるという。最初の車両は2026年に米国内の主要都市で導入する計画だとしたが、都市名は特定しなかった。6年間で少なくとも2万台のロボタクシー展開を目指すという。

ウーバーはまた、ルーシッドとニューロ両社に数億ドル規模の投資を行うとも発表した。この資金をルーシッドはニューロのハードウエアと統合するための組み立てライン更新などに充当するという。

ルーシッドのマーク・ウィンターホフ暫定最高経営責任者(CEO)はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、ウーバーと一般消費者両方の需要を満たす自信を表明し、生産能力強化に向けた一定の課題はあるが「不足は想定していない」と述べた。

17日の米株式市場でルーシッドの株価は36%高で引けた。ウーバー株は0.2%下げた。

動画:ルーシッドのマーク・ウィンターホフ暫定最高経営責任者(CEO)

原題:Uber Plans Fleet of 20,000 Robotaxis in Deal with Lucid, Nuro(抜粋)

--取材協力:Edward Ludlow、Scarlet Fu.

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