(ブルームバーグ):暗号資産(仮想通貨)のビットコインは15日の取引で下落している。直近で12万ドルの節目を上回り、過去最高値を付けていたが、投資家の利益確定売りが広がっている。
ビットコインは一時3.2%安と、3週間超ぶりの大幅な下げを記録。シンガポール時間午後0時40分(日本時間午後1時40分)時点では11万7386ドルで取引されている。イーサも1.4%下落したほか、リップルやソラナもそれぞれ約2%下げた。
ビットコインは14日に初めて12万3000ドルを突破。上昇の背景には、暗号資産に好意的な政策の動きと、大口投資家のポジショニングがあるという。
米暗号資産カストディアン(保管機関)ビットゴーのアジア太平洋地域店頭取引ディレクター、ステファン・フォン・ヘーニッシュ氏は、「これは市場の過熱感を受けた典型的な調整局面だ」と指摘。その上で、ビットコインの次の重要なサポート水準は、過去に多くのショートポジションの清算が引き起こされた11万4000ドルだとの見方を示した。
原題:Bitcoin Pulls Back as Record Rally Triggers Profit Taking(抜粋)
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