米農務省と厚生省は14日の共同イベントで、米国のアイスクリーム製造企業が取り組む合成着色料の自主的な排除の進展について発表する。食品添加物排除の取り組みを進めるケネディ厚生長官にとって、新たな節目となりそうだ。

国際乳製品食品協会によると、米国で販売されるアイスクリームの9割以上を製造する40社は、2027年末までに赤色3号、赤色40号、緑色3号、青色1号、青色2号、黄色5号、黄色6号の7種類の着色料を自主的に排除することを約束している。米国のアイスクリーム製造企業は、2028年までに製品から複数の人工着色料を排除する計画を進めてきた。

ケネディ氏は、米国の食品から合成着色料を排除することを優先課題の一つとして掲げており、今年は食品メーカーと協力して特定の着色料の使用を段階的に廃止していく意向を示していた。一部の州では特定の着色料や成分に制限をかける新たな法律の制定が進んでおり、企業はその対応も迫られている。コナグラ・ブランズ、ネスレ、クラフト・ハインツ、ゼネラル・ミルズといった大手食品メーカーも、合成染料の使用を広範囲にわたり廃止する方針を掲げている。

乳製品企業も4月、学校向けに販売される牛乳、チーズ、ヨーグルト製品から一部の人工着色料を2026年7月までに排除することを約束している。

米厚生省報道官は14日、「業界主導の取り組みを歓迎する。これは科学と常識が長年示してきた方向性に、食品システムを一致させていくうえでの力強い一歩だ」と述べた。

着色料不使用の取り組みの対象となるのは、牛乳を使って製造され、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、オンライン小売店などで販売されるアイスクリーム製品で、植物性原料を使った製品や、小規模アイスクリーム店、レストランなどで自家製されるものは含まれない。国際乳製品食品協会によると、すでに一部の企業は一定数の人工着色料を排除しており、2028年より前に使用停止となる場合もある。

同協会の推計によると、米国では2024年、約50億リットルのアイスクリームが生産され、アメリカ人1人あたり年間平均8.6キログラムのアイスクリームを消費している。

原題:Ice Cream Makers Pledge to Remove Artificial Colors by 2028(抜粋)

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