(ブルームバーグ):中国北西部・甘粛省の天水市で、幼稚園児200人余りの血液中から「異常な」レベルの鉛が検出された。中国国営中央テレビ(CCTV)が8日に報じた。園が提供した食べ物に絵の具用の顔料が含まれていたことが原因とされ、中国での食の安全を巡る懸念があらためて高まっている。
検査を受けた園児251人のうち、血中の鉛濃度が通常レベルだったのは18人のみだったという。CCTVが地元政府公表の調査結果を基に伝えた。
調査チームは幼稚園が園児に提供した食べ物のサンプル223件を調べ、このうち2件から1キログラム当たり1000ミリグラム超という異常な量の鉛を検出したという。中国の食品安全基準である1キログラム当たり0.5ミリグラム未満を大幅に上回っているとしている。
報道によれば、この園は、鉛を含んだ絵の具用顔料をオンラインで購入し、食品の着色料として使用していた。顔料の包装には「食用不可」と明記されていた。
天水市では、子どもらが下痢や抜け毛、鼻血などの症状を訴えるケースが数カ月にわたって見られると報告されており、地元政府が今月初旬に調査チームを結成していた。警察は有害な食品を提供した疑いで、同園の幹部を含む8人を拘束したとCCTVは報じた。
中国では2008年、有害物質を含んだ粉ミルクの流通で健康被害が広がる事件が起きた。昨年は南西部の雲南省で、学校の食堂が腐った豚肉を使っていたと保護者が訴える事態があった。
原題:China Kindergartners Battle High Lead Levels From School Meals(抜粋)
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