(ブルームバーグ):米国とスイスが取りまとめている貿易合意の草案には、米国が進めている国家安全保障を理由とする調査において、スイスは優遇措置を受け医薬品輸出での関税を免れる条項が盛り込まれる方向だ。事情に詳しい関係者が明らかにした。
匿名を条件に述べた同関係者によると、この条項はスイスの主力産業と見なされる医薬品に対し、関税免除を保証するものではない。この条項は通商拡大法232条を通じた関税賦課を回避するために両国が協力する誓約として記されるという。通商拡大法232条は特定製品の輸入が米国の安全保障に脅威を与えると判断される場合、大統領に関税賦課などの権限を認めている。
詳細はまだ最終決定されておらず、交渉は依然として流動的だと、関係者は述べた。
関係者の1人によると、草案はトランプ米大統領の承認も必要だ。スイス政府はすでに同意の方向だという。トランプ氏が署名すれば、スイス側も速やかに正式承認を行う見通しだ。
原題:US-Swiss Trade Deal Likely to Contain Assurances on Pharma Levy(抜粋)
--取材協力:Stephanie Lai、Deirdre Hipwell.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2025 Bloomberg L.P.