参議院選挙があす公示されるのを前に、与野党の党首討論がおこなわれました。各党が選挙戦で最も訴えたいことは何なのでしょうか?

日本記者クラブで午後3時から始まった党首討論。与野党8党の党首があす公示される参議院選挙で一番訴えたいことを主張しました。

自民党 石破茂 総裁
「『この国の将来に責任を持つ』。強い経済・豊かな暮らし、揺るぎない安心な日本というものを責任を持って作りたいと思っています」

公明党 斉藤鉄夫 代表
「『物価高を乗り越える経済と社会保障の構築』を掲げました。科学技術力を、特に基礎力を向上させて、日本の競争力を向上させ、 賃上げに結びつけます」

給付と減税を掲げ、「賃上げ」による物価高の克服を訴える与党に対し、野党は「消費税の減税や廃止」などを主張しました。

立憲民主党 野田佳彦 代表
「『物価高からあなたを守り抜く』。特に食料品の消費税を現在8%でございますけれども、それを臨時時限的に0%にする」

日本維新の会 吉村洋文 代表
「『社会保険料を下げる改革』です。社会保険料が高すぎます、負担が大きすぎます。当面の策として、食料品の消費税2年間ゼロ、ガソリンの暫定税率の廃止。これを掲げますが、本質は社会保険料です」

国民民主党 玉木雄一郎 代表
「『現役世代から豊かになろう。そして全ての世代へ』と書かせていただきました。(所得税を)178万円まで控除額を引き上げて、平均年間大体12万円手取りが増える。こういった政策をしっかり講じることによって、現役世代を支える政治を進めてまいりたい」

日本共産党 田村智子 委員長
「消費税減税とインボイス廃止、賃上げのための中小企業直接支援など、財源も示して求めてきました。自公を少数に追い込む」

れいわ新選組 山本太郎 代表
「『物価高だけに矮小化するな』です。徹底した需要の喚起・消費税の廃止、そして、それが実現するまでの繋ぎの給付金10万円が必要です」

参政党 神谷宗幣 代表
「『日本人ファースト』という言葉でまとめさせていただいております。減税と積極財政をしっかりやって、移民や外国人に頼らない。そういった国家運営を参政党が中心に皆さんに提言していきたい」

参議院選挙はあす公示、20日投開票です。