アナ・ポールソン氏は1日、米フィラデルフィア連銀の総裁に就任する。同連銀としては初の女性総裁となる。ポールソン氏は、シカゴ連銀で20年以上勤務した経歴を持つ。

ポールソン氏は書面によるメッセージで、フィラデルフィア連銀の使命に対する「深い誇りと責任感」を強調し、当面は連銀内および管轄地区における「傾聴、学習、関係構築」に注力すると述べた。

ポールソン氏は、定年を迎えて6月に退任したハーカー前総裁の後任となる。フィラデルフィア連銀総裁への就任前は、シカゴ連銀で調査責任者を務め、インフレや銀行危機の影響、米連邦準備制度理事会(FRB)のバランスシートなど幅広いテーマに取り組んでいた。

ポールソン氏は7月29、30日に開かれる次回の連邦公開市場委員会(FOMC)会合にフィラデルフィア連銀を代表して出席する。2026年には投票権を持つメンバーとなる。

原題:Anna Paulson Takes Reins as President of Philadelphia Fed(抜粋)

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