(ブルームバーグ):米動画配信大手ネットフリックスの大ヒット韓国ドラマ「イカゲーム」の最終章となるシーズン3の配信が27日に始まったが、韓国の関連企業の株価は週明け30日に急落。ドラマのグローバル・ストリーミングチャートでは首位に立ったものの、視聴者の評価が振るわなかった。
主演俳優イ・ジョンジェ氏が筆頭株主のアーティストカンパニーの株価は一時21%下落。同社の子会社アーティストスタジオは24%安となった。イカゲームに関わった視覚効果制作会社デクスタースタジオも8.5%下げた。
ソウル在住のポップカルチャー評論家、キム・ホンシク氏は、「批判の多くは、番組の世界観の解釈が視聴者の期待と一致しなかった結末に集中している」と分析。「世界的な社会現象となったシーズン1を超えるのは難しい」と述べた。
シーズン3は米映画批評サイト「ロッテン・トマト」でプロ批評家から83%の支持を得たものの、視聴者の支持率は51%にとどまった。

ms
もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2025 Bloomberg L.P.