中国の映画を通じて日中の文化交流を図る「中国名作映画鑑賞会」が東京にある日中友好会館で始まりました。

きょう午前に行われた映画観賞会の開幕式には、中国の呉江浩・駐日大使や日中友好会館の宮本雄二会長らが出席しました。

呉江浩 駐日中国大使
「両国の関係が良いときでも難しいときでも、ぜひ歯を食いしばって、困難を乗り越えて、両国の関係を守るんだと、両国の交流を続けていくんだという信念に、多大な勇気を与えたのは、映画だと言えると思います」

日中友好会館 宮本雄二 会長
「より多くの日本の方々に1回でも中国の映画を見ていただいて、中国の人が『なるほど中国の人はこういうふうに感じるのか』『中国の人はこういうふうに考えるのか』『だから中国の人は怒るんだな』とかですね」

初回に上映されたのは、中国にある有名な世界遺産・敦煌莫高窟と女性研究者の人生を描いた映画「敦煌の娘」。

主催側は「映画は、自国の社会や人々のことを相手の国に理解させる力がある」と話し、今後もこのような取り組みを継続していきたいとしています。

鑑賞会は6月29日(日)まで開催されます。

イベントURL:https://jcfcmuseum.jp/events/event/2025-20/