イーロン・マスク氏の最側近と目されるテスラ幹部のオミード・アフシャー氏が同社を退職したと、事情を知る複数の関係者が明らかにした。上級幹部の退職が相次ぎ、テスラは不安定な時期を迎えている。

内部情報であることを理由に匿名で話した関係者らによれば、数日前からアフシャー氏退職の臆測が社内で広がっていた。すでに社内ディレクトリーにアフシャー氏の名前はないと、関係者の2人は指摘。理由は現時点で明らかにされていない。

アフシャー氏とマスク氏、テスラにコメントを求めたが返信はない。

オミード・アフシャー氏(左、2019年、上海のテスラ工場で)

アフシャー氏はマスク最高経営責任者(CEO)のオフィスで勤務していたが、昨年に北米と欧州の販売および製造業務を監督する役職に昇進していた。競争の激化や、トランプ政権で担ったマスク氏の役割に消費者が反発したことから、最近では両市場での販売が急落。テスラにとって大きな問題を抱える地域となっている。

テスラでは数週間前に人型ロボット「オプティマス」プログラムの責任者、ミラン・コバック氏の退社が明らかになっている。

北米人事担当ディレクター、ジェナ・フェルーア氏の名前も社内ディレクトリーに記載されていないと、関係者らは述べた。

これらの人事はテスラ波乱の一年を象徴している。電気自動車(EV)需要の後退と、マスク氏の政治活動が重なり、テスラ株は年初から約19%下落。マスク氏は人工知能(AI)とロボット、自動走行車を中心にテスラの方向性を見直そうと、数日前には自動運転タクシー「ロボタクシー」のサービスをオースティンで少数のユーザー向けに開始した。

テスラは来週、4-6月(第2四半期)の世界納車台数を発表する。

原題:Musk Confidant Afshar Leaves Tesla in Latest High-Level Exit (1)(抜粋)

--取材協力:Kara Carlson、Craig Trudell.

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