(ブルームバーグ):ソフトバンクグループの孫正義会長は、取締役を務める子会社ソフトバンクの株主総会で、株主から親子上場について問われ「反対ではなく、大いに促進すべき」と答えた。
孫氏は、意思決定権を握り中央からコントロールすることは難しく、「上場という形をとって経営を公開し、批判を浴びるのが子の成長を加速する」と指摘。親が願うのは子の成長で、「子が成長するのを妨げるような、親として恥ずかしい思いを押し付けることはゆめゆめ考えていない」と話した。
NTTが5月にNTTデータグループを完全子会社化し上場廃止すると発表したことで、市場では日本企業各社の親子上場解消に対する関心が高まっている。資本の効率的な活用を妨げ利益相反のリスクが高いとして、投資家や証券取引所から解消を求める声も以前から上がっていた。
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