石破総理はきのう夜、記者会見を開き、来月の参議院選挙の勝敗ラインについて、「非改選と合わせて過半数」との認識を示しました。
石破総理
「(参院選は)非改選と合わせまして過半数というものを頂戴できますよう、全力を尽くしてまいりたい」
石破総理は通常国会の閉会を受け、会見を開き、来月の参議院選挙をめぐり、全国民への2万円の現金給付などを自民党の公約に掲げる考えを示しました。
その上で、野党各党が掲げる「消費税減税」については、「医療・年金・介護などの財源であり、安定財源なしに減税するような無責任なことはできない」などと否定しました。
また、緊迫化する中東情勢をめぐっては、「日本は中東に石油の8割を依存している」と指摘した上で、「エネルギーの安定供給にとって重大な影響を及ぼす」として、「あらゆる事態を想定しながら適切に対応すべく準備をしたい」と強調しました。
さらに、ホルムズ海峡が封鎖された場合に集団的自衛権を行使するかについては「日本に対する攻撃と見なす事態になるかが重要だ」として存立危機事態に該当するのか、従来の政府の基準に沿って判断する考えを示しています。
岩手に津波注意報 官邸に情報連絡室設置 岩手・宮城で最大震度4のやや強い地震