イランの核施設攻撃に踏み切ったアメリカのトランプ大統領。「攻撃は大成功だった」と成果を強調しました。対するイランの報復として懸念されているのが、「ホルムズ海峡」の封鎖です。世界経済や日本への影響はどうなるのでしょうか。
米軍がイラン核施設を攻撃 トランプ大統領「攻撃は大成功」と成果強調
緊張続く中東情勢は21日、新たな局面を迎えました。

アメリカ トランプ大統領
「ありがとう。先ほど、米軍がイラン政権の3つの主要な核施設を大規模かつ正確に攻撃をした。今夜、私は世界に向けて、攻撃が大成功を収めたことを報告する」

アメリカ軍が攻撃に踏み切ったのは、フォルドゥ、ナタンズ、イスファハンにある3つの核施設。このうち、フォルドゥにはイランの核開発の中核とされる施設が地下80mにあるとされていました。作戦名は「ミッドナイト・ハンマー(真夜中の鉄槌)」。
アメリカ国防総省によれば、フォルドゥとナタンズの核施設に対し、14発の大型地中貫通弾「バンカーバスター」を実戦で初めて投下したと明らかにしました。


攻撃された核施設を空から見てみます。イスファハンでは、広範囲にわたり建物が破壊され、フォルドゥでは地面に複数の穴が確認できます。

支援を求め続けてきたイスラエルは、今回の攻撃を絶賛。

イスラエル ネタニヤフ首相
「おめでとう、トランプ大統領。イランの核施設を攻撃するというあなたの英断は歴史を変えるだろう」
ただ、イランの原子力庁は攻撃を受けたことを認めつつも…
イラン原子力庁
「『国家産業』の発展を決して止めることはない」
核開発を続ける姿勢を強調しました。