夏の参議院選挙をめぐって、共産党の田村委員長は立憲民主党と「1人区」での選挙区調整を進める考えを示しました。
およそ1か月後に迫った参院選で勝敗のカギを握るのは、全国に32ある「1人区」での野党候補の一本化です。
共産党の田村委員長は19日、立憲民主党の野田代表との会談で「非常に大切な政策の一致点の確認ができた」などと述べ、「1人区」での選挙区調整を進める考えを示しました。
共産党 田村智子 委員長
「衆議院と同様に自公過半数割れに追い込むための力を合わせ、連携して力を合わせをするということで、私達も全力を尽くしていきたい」
田村氏によりますと、野田氏との会談では、▼「参院選で与党を少数に追い込むこと」で一致したほか、▼共産党が集団的自衛権の行使容認を盛り込む安保法制を違憲と主張していることについて、野田氏が「違憲部分の廃止は変わりなく貫いていく」と理解を示したということです。
そのうえで、田村氏は「共通の意思確認ができた。連携して力を合わせるなら1人区になってくる」と述べ、「1人区」での立憲との選挙区調整について「今後、協議していくことになる」との認識を示しました。

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