石破総理は、中東情勢の混乱によるガソリン価格の急激な上昇に備えた予防措置を来週26日から始めると明らかにしました。1リットルあたりの上限を、全国平均で175円に抑えるとしています。
石破総理
「中東情勢の混乱が長引いて、石油製品価格の急激な上昇が継続すると、そのような場合に備えまして、予防的な激変緩和措置を来週の6月26日から開始をいたします」
石破総理は19日、中東情勢の混乱によるガソリン価格の上昇に備えた予防措置を、需要の拡大が見込まれる7月から8月にかけて実施すると明らかにしました。来週26日以降、「全国平均で175円程度の水準から上昇をすることがないように措置を講じる」としています。
複数の政府関係者によりますと、ガソリン価格は現在、補助金により10円引き下げられていますが、1リットル175円を超えた場合、超えた分の補助をおこなうということです。また、▼軽油はガソリンと同額、▼灯油や重油はガソリンへの支給額の5割相当、▼航空機燃料は4割相当の補助をおこなうということです。
財源には、今年4月から5月に生じた基金の余剰分を活用する方針です。

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