(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁はロイター通信とのインタビューで、インフレ率が同中銀の目標である2%を下回るリスクは抑制されているとの認識を明らかにした。
ECBのウェブサイトに16日掲載されたインタビューのテキストによると、消費者物価上昇率は2026年1-3月(第1四半期)に1.4%に鈍化する見通しだが、それによってインフレ期待が目標から大きく逸脱することはないとデギンドス氏は予想。賃金の伸びも、ECBの目標と整合的とされる水準に落ち着きつつあるとの見方を示した。
さらに、 「私の見解では、インフレ率が目標を下回るリスクは極めて限定的だ。インフレに関するリスクは均衡しているとわれわれは評価している」と説明した。
ラガルド総裁は金融緩和局面の終わりに近づいていると示唆。ユーロ圏のインフレ率が目標水準付近で推移し、経済もこれまでのところ比較的堅調を維持していることが背景にある。
デギンドス氏は「市場は、良いポジションにあるとの総裁の発言を完全に理解している」として、「大きな不確実性がある状況でも、中期的に持続可能な形でのインフレ目標達成に非常に近づいていると市場は確信しており、それを織り込んでいると思う」と語った。
また、トランプ米大統領の政策を受けたユーロ高については、現時点ではECBにとってそれほど大きな懸念材料ではないと指摘。
経済やインフレにとって、「1ユーロ=1.15ドルの水準は、大きな障害にはならない。特定の水準よりも、変動ペース、つまり上昇・下落のスピードに注目すべきだ。これまでのところ、その動きはかなりコントロールされている」と述べた。
原題:ECB’s Guindos Says Risk of Inflation Undershoot Very Limited(抜粋)
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