(ブルームバーグ):中国の新築住宅価格は5月に7カ月ぶりの大きな下落となった。中国政府は不動産市場の立て直しに向けた取り組みをあらためて強調している。
国家統計局が16日発表した5月の新築住宅価格(主要70都市、政府支援住宅を除く)は前月比0.22%下落。4月の値下がり率は0.12%だった。5月の中古住宅価格は前月比0.5%下落し、8カ月ぶりの大きな下げ。
こうしたデータは昨年9月に打ち出された大規模な景気刺激策の効果が薄れつつあることを示唆。米国との関税合戦を巡る休戦が実現したが、物価下落が企業利益や働き手の所得を圧迫し、中国経済にはあまり恩恵が及んでいない。こうした状況が住宅購入需要の低迷につながっており、政策当局は需要喚起に苦慮している。
UBSグループの張寧アナリストらは先週のリポートで「中国の不動産不況は2025年も続くが、不動産活動の落ち込みは24年よりも小さくなるとみている」と指摘した。
UBSの4月調査(回答者2500人)では、不動産価格が今後さらに下落するとの見方が根強いことが明らかになった。UBSはこれが購買意欲を一段と抑制し、今後数四半期にわたり市場活動を低迷させる恐れがあると警鐘を鳴らしている。
李強首相は今月13日に主宰した国務院会議で、不動産相場の「下落に歯止めをかける」方針をあらためて示したと国営中央テレビ(CCTV)が伝えた。
中国政府は今後も現行および新規の財政・金融政策の調整を継続すると、国営メディアが16日報じた。
原題:China Home Prices Fall at Faster Pace as Officials Vow Support(抜粋)
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