米ミシシッピ州で、鶏の排せつ物をバイオディーゼルに転換する施設への資金調達として発行された2200万ドル(約32億円)の債券が債務不履行(デフォルト)に陥った。グリーンボンド(環境債)のデフォルトは今月に入り少なくとも2件目となる。

クーポンが8%のこの非課税債券は2022年12月にミシシッピ・ビジネス・ファイナンス・コーポレーションが、オールデン・グループ・リニューアブル・エナジーのために発行した。債券保有者の受託機関であるUMBバンクによれば、同社は6月2日の利払いを履行しなかったという。

今月には、ウィスコンシン州の農場で牛のふん尿から天然ガスを生産する施設の建設資金として発行された約4000万ドルのグリーンボンドもデフォルトに陥っていた。

ミュニシパル・マーケット・アナリティクス(MMA)のパートナー、マット・ファビアン氏は、エネルギー施設やリサイクル工場など民間プロジェクトの資金調達を目的として、州・地方自治体が発行する環境配慮型の債券にはリスクがあると指摘。初回の支払いでデフォルトとなった産業開発債は過去5年間で49件あるが、そのうち3分の1がグリーンボンドとして販売されていたという。

ファビアン氏は電子メールで、「投資家への教訓としては環境配慮型の債券には注意が必要だということだ。そうした債券は、投資家を引きつけようと無理をしている可能性がある」とし、経済的な脆弱(ぜいじゃく)性や「一見して分かりにくい別のリスク」が潜んでいる可能性があるとした。

原題:Chicken Fat-to-Fuel Project Is Latest Green Muni Bond to Default(抜粋)

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