(ブルームバーグ):中国の格安通販サイト「Temu(テム)」は、オラクルとクラウドサービスで契約を結んだ。米事業の現地化を推進する。
PDDホールディングス子会社のテムが公表したところによると、米国の現地で提携先を拡大することで米事業を強化している。契約の詳細については明らかにしていない。同社は既にグーグルやマイクロソフトのクラウドサービスを利用している。
テムは、ここ2年ほどで最も多くダウンロードされた米ショッピングアプリの一つ。安価な中国製品への米消費者の需要を取り込むなどしてきた。
アマゾン・ドット・コムに対抗しようと事業を拡大してきたが、ここにきて米国による関税引き上げや少額輸入貨物への免税措置廃止といった逆風に直面している。
打撃緩和のため、米倉庫への一括出荷や現地販売業者のプラットフォームへの誘致など対策を講じている。
オラクルのラリー・エリソン会長は11日の決算説明会でアナリストに対し、「テムから大規模な契約を獲得した」とした上で、「テムは極めて急ペースで成長している大企業で、基本的にインフラをオラクルのクラウドへ移行している」と説明した。
原題:Temu Enlists Oracle Cloud in Push to Localize US Business(抜粋)
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