(ブルームバーグ):トランプ米大統領は6日、中国の習近平国家主席がレアアース(希土類)の供給再開に同意したと述べた。両国の通商交渉担当者はロンドンで9日に再開する通商協議の準備を進めている。
今回の交渉は、5日に行われたトランプ氏と習氏の電話会談を受けたものだ。米中が関税やテクノロジーを巡る対立の解消を模索する中で、両首脳はレアアース輸出規制で高まった緊張の緩和に向け協議を行うことで合意した。
トランプ氏は6日のソーシャルメディアへの投稿で次回協議について発表。米国側はベッセント財務長官とラトニック商務長官、グリア通商代表部(USTR)代表が参加するとし、「交渉はうまくいくはずだ」と述べた。
5月にスイスで行われた前回の米中協議では、両国が関税の一時引き下げで合意したが、米中が互いに「休戦」の条件に違反したと非難の応酬を繰り広げる事態となっていた。
米国が電気自動車(EV)および防衛装備に不可欠なレアアースの供給不足に懸念を示す一方、中国側は華為技術(ファーウェイ)製の人工知能(AI)半導体使用に関する制裁措置や先端技術に対する米国の新たな輸出規制、外国人留学生に対する締め付けに強く反発していた。
トランプ氏は習氏との電話会談後、レアアースの供給再開に向けた確約を得たとの見解を表明。ロイター通信の報道によると、中国政府は、米大手自動車メーカー向けのレアアース供給業者に対し、暫定的な輸出許可を与えた。ただ、トランプ氏が電話協議で習氏に何を譲歩したのかは依然として不明だ。両首脳による電話会談はトランプ氏が強く求めていた。
今回の交渉にラトニック商務長官が加わったことは、トランプ氏がハイテク規制の一部を見直す用意があることを示唆している可能性がある。
原題:US, Chinese Teams to Meet Monday in London for Trade Talks (1)(抜粋)
(習氏に関する情報などを追加して更新します)
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