(ブルームバーグ):JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、債券市場の混乱は「いずれ起こる」と警告した。米政府と連邦準備制度理事会(FRB)が支出と量的緩和を「過度にやり過ぎだ」結果だとの考えを示した。
ダイモン氏は30日、レーガン・ナショナル・エコノミック・フォーラムで講演し、「6カ月後に危機となるのか、あるいは6年後なのかは分からない。債務の軌道と、マーケットメーカーが市場を機能させる能力の双方を変えていけることを私は望んでいる」と発言。「残念ながら、われわれが目を覚ますには危機が必要かもしれない」と述べた。
米国債は月間ベースのリターンが今年初のマイナスとなりそうだ。関税を巡る不確実性の再燃や政府債務拡大への懸念が背景にある。ダイモン氏はここ数年、世界的な財政赤字の拡大に繰り返し懸念を表明しており、この日はいわゆる債券自警団が戻ってきたのかとの質問に対し、「その通りだ」と答えた。

同氏は先月にも、米国債市場で「混乱」が生じ、それがFRBの介入を促すことになると予想していた。また、米銀のいわゆる補完的レバレッジ比率(SLR)やその他規制には「深刻な欠陥」があると指摘し、それらが是正されれば、銀行はより積極的に仲介機能を果たせるようになるだろうとしていた。
「私はこれを規制当局に言いたい」とダイモン氏は30日に発言。 「これは起こるだろう。そしてあなた方はパニックになるだろう。私はパニックにはならない。われわれは大丈夫だ。むしろもっともうかるかもしれない。そうなるとJPモルガンにとって良いことだから、われわれは危機が好きなんだと言う友人も出てくるだろう。実際にはそうではない」と語った。
原題:Jamie Dimon Says Crack in the Bond Market Is ‘Going to Happen’(抜粋)
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