選択的夫婦別姓制度をめぐり、日本維新の会は先ほど、夫婦別姓制度は導入せず「旧姓の通称使用に法的な効力を持たせる」などとした法案を単独で国会に提出しました。
日本維新の会 青柳仁士 政調会長
「あらゆる社会生活上、あるいは実態の仕事上使われる名前について、日本維新の会の案というのは婚姻前の氏の届け出をすることによって法律上使用できるようになると」
維新が19日に提出した法案では、▼現在の夫婦同姓制度を維持したうえで、戸籍に結婚前の姓を通称として記載する制度を新設します。
そのうえで、▼住民票や運転免許証、パスポートなどで旧姓を通称として使用することを希望する場合、法的な効力を与えて実務上の不利益を解消するとしています。
選択的夫婦別姓制度をめぐっては、立憲民主党が制度を導入するための法案をすでに国会に提出し、国民民主党も独自法案の提出を検討していますが、野党内で足並みは揃わず、今の国会での成立は厳しい状況となっています。

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