(ブルームバーグ):世界最大の映画館チェーン、米AMCエンターテインメント・ホールディングスは12日、米国で毎週水曜日に映画料金を半額にすると発表した。週末以外の映画館の集客増を目指す。
発表資料によれば、今回の割引は7月9日から開始。通常の大人向け夜間料金をベースとし、AMCのロイヤルティープログラムの会員に対して終日適用される。大型スクリーン上映形式に対するプレミアム料金は引き続き適用されるが、これらのチケット料金も50%割引となる。
AMCは先週、1-3月(第1四半期)の入場料収入が前年同期比で11%減少したと発表した。
米国市場ではストリーミングサービスの台頭により、ここ20年間で映画館の入場者数が着実に減少し、チケット販売枚数は2002年から半減している。米映画館チェーンはこれまで、チケット料金や軽食の価格を引き上げることで、この落ち込みを補ってきた。
AMCは既に、ロイヤルティープログラム会員向けに毎週火曜日に割引を提供している。ニューヨークやロサンゼルスなどでAMCの通常料金は一般的に20ドル(約3000円)を上回っている。
原題:AMC to Slash Movie Ticket Prices by 50% on Wednesdays (1)(抜粋)
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