7日の東京株式市場で大手商社株が上昇。米投資会社バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェット最高経営責任者(CEO)が、商社株の長期的な魅力について言及したことが評価された。

バフェット氏は3日に開催された年次株主総会で、保有する日本の5大商社株について、長期保有し続ける考えを明らかにした。

三菱商事は前営業日比3.4%高、伊藤忠商事は同4.8%高、丸紅が6%高など5大商社株がそろって高い。午前の取引終了時点で商社を含む卸売業は東証33業種中、値上がりで2位だった。

フィリップ証券の笹木和弘リサーチ部長は、バフェット氏のスタンスについて「持ち続けるのに値するということは、それだけ総合商社という業態が世界的に見ても非常に独自性があるということ」だと話した。投資家にとって「ビジネスモデルとして非常に優れていることの再認識や中長期での投資に値する銘柄だという認識が比較的強調されやすい」と言う。

 

(最終段落に市場関係者の見解を追記)

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