憲法が施行されて、きょうで78年となりました。憲法記念日にあわせて各地で集会が開かれました。

石破総理
「憲法はその国の最上位法であり、ある意味、その国の姿をあらわすものであります。果断に見直しを行い、議論し、あくまで主権者である国民の判断に委ねる、そういうことが必要である」

石破総理は憲法改正を目指す団体の集会にビデオメッセージを寄せ、「憲法改正は新たな情勢への的確な対応と民意の反映のために重要な機会だ」と訴えました。

また国民投票に向け、「国会による発議が早期に実現するよう、自民党として尽力する」と語りました。

立憲民主党 辻元清美 代表代行
「おかしな憲法論議は絶対許しません。たとえ衆議院でおかしなことになっても、ガッチリと参議院の入り口で、絶対、変な改憲はさせません」

一方、護憲派の集会には野党議員らが出席しました。

参議院の憲法審査会で野党側の筆頭理事を務める立憲民主党の辻元代表代行は、「衆議院で議論されている緊急事態条項は、自民・公明含め、『必要ない』というのが参議院の意見だ」と強調しました。

去年の衆院選の結果、衆議院の「改憲勢力」の議席数は、憲法改正の発議に必要となる3分の2を下回っています。