イラン側は、石油施設が攻撃されれば「アメリカと関連する中東地域のすべての石油施設を破壊する」とし反発を強めています。

アメリカ中央軍は14日、ペルシャ湾にあるイランの原油輸出の拠点カーグ島への攻撃について、機雷の貯蔵施設など90以上の軍事目標を攻撃したと発表しました。

一方、この攻撃についてイランの軍事当局者は、「アメリカ軍がUAE=アラブ首長国連邦から行った」と主張。その上で、「イランにはUAEの港湾や桟橋、アメリカ軍の拠点を攻撃する権利がある」と表明しました。

また、カーグ島への攻撃についてトランプ大統領は、「石油インフラは破壊しなかった」としたものの、イランがホルムズ海峡の石油輸送を妨害した場合「判断を見直す」と警告していましたが、これに対しイランの軍事当局者は、石油施設などが攻撃されれば「アメリカと関連する中東地域のすべての石油・経済・エネルギー施設を破壊する」とけん制しました。

14日、UAE東部のフジャイラ港ではドローン攻撃により火災が発生し、石油積載施設の操業が一部中断されました。

こうした中、イランのアラグチ外相はアメリカメディアに対し、ヘグセス国防長官がイランの新しい最高指導者モジタバ師について「負傷し、外見が傷ついたようだ」と主張したことを受けて、モジタバ師には「何の問題もない」と述べました。

ロイター通信は、オマーンとエジプトが外交的解決に向けた仲介を試みているものの、トランプ政権は応じる姿勢を示しておらず、イランの2人の高官もアメリカとイスラエルの攻撃が続く限り、停戦の可能性は「全くない」と語ったと報じています。