SMBC日興証券が28日発表した2025年1ー3月期(第4四半期)の連結純損益(海外拠点含む)は26億円の赤字(前年同期は242億円の黒字)だった。年初来の金融市場の混乱を受け市場部門を中心に収益が減少した。

第4四半期の部門別営業利益は、トレーディングなどグローバル・マーケッツ部門が前年同期比98%減の3億円、株式や債券の発行業務などグローバル・インベストメント・バンキング部門が同12%減の99億円と落ち込んだ。リテールを担う営業部門は同5.1%減の37億円だった。

四半期ベースでの純損益の赤字は23年4-6月期以来。25年1ー3月期(第4四半期)は、1月20日に発足したトランプ米政権の経済政策を受け、市場に先行き不透明感が広がった。日米の債券や株式相場が不安定化し、発行市場やトレーディングにマイナスの影響が出た。

財務担当の後藤歩常務執行役員は決算会見で、「米関税政策発動でリスクオフの動きが強まり、ボラティリティーが高まった」と足元の状況を分析。グローバル・マーケッツ部門について、一時的に売買ボリュームは減少する見通しだが、今後は「ポジション運営に注意を図る」と述べた。

25年3月期(前期)の純利益は前の期比26%増の727億円となった。純営業収益は5205億円と三井住友フィナンシャルグループ入りした09年以来最高を記録した。

(決算会見の内容を追加して更新します)

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