(ブルームバーグ):中国のアルミニウムメーカー各社は、トランプ米大統領による貿易秩序再編の試みがもたらす不透明感にも動じることなく、海外での生産能力の拡大を予定通り進める方針だ。
これら業者はさらに、米国の対中関税が輸出に与える影響を重大視しない姿勢を示した。中国産アルミに対する他市場からの堅調な需要を理由に挙げた。
タイと欧州に既に生産拠点を有する江蘇鼎勝新能源材料の董事会秘書、陳魏新氏は16日、江蘇省蘇州市で開催された会議で、国内生産能力に対する「大きな圧力」があるため「海外での拡大を継続する」と発言した。
中国のアルミ加工業者は世界で大きなシェアを握り、市場を氾濫させていると海外の競合他社から批判されてきた。中国国内の供給過剰といった問題にも直面している。トランプ大統領は国内産業を保護するため鉄鋼・アルミ輸入に一律25%の関税を課している。
中国の製造業者は「関税に対し感覚が鈍くなっている」と河南明泰アルミ業の副総経理である賀志剛氏は指摘。西側諸国が長年課してきた貿易制限を理由に挙げた。中国産アルミに対する需要は、その競争力に支えられ、依然として堅調だと付け加えた。米国による今回の措置を「乗り越えるのに少し時間がかかるだけだ」と同会議で語った。
とはいえ、中国のアルミ輸出は今年に入り減少している。長年にわたる輸出ブームを支えてきたアルミ製品に対する輸出税還付を中国政府が廃止したことが主因だ。輸出量は1-3月に7%余り減り、137万トンとなった。
原題:China’s Aluminum Makers Say Tariffs Won’t Deter Overseas Growth(抜粋)
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