(ブルームバーグ):ゼネラル・モーターズ(GM)はカナダ・オンタリオ州の商用バン生産工場の操業を一時的に停止する。ステランティスも先週、同州工場の操業を止めた。カナダの自動車業界は、トランプ米政権が外国産自動車に課した関税の影響を受けている。
同GM工場の労働者を代表する労働組合ユニフォー(UNIFOR)によると、GMは今月14日に短期的なレイオフに着手し、5月に「限定的生産」のために従業員を職場に復帰させる計画。その後は10月まで組み立てラインの操業は停止される。
オンタリオ州インガーソルの工場では、電動デリバリーバン「ブライトドロップ」を生産しているが、同モデルの需要は低迷しており、1-3月(第1四半期)の販売台数は274台にとどまった。
GMの広報担当者は「今回の調整は市場の需要への対応と在庫の再均衡化に直接関係している」と電子メールで送付した発表文で説明した。
ユニフォーによると、GMは今年の後半に従業員が職場に戻った時点で工場を1シフト制に縮小する予定。これにより500人近くが無期限レイオフとなる。
トランプ米大統領の自動車関税発動以降、カナダの自動車業界全体で数千人の労働者がレイオフされているが、ユニフォーの委員長は「これは始まりに過ぎない」と警告している。
ステランティスは先週、米自動車関税の導入により業界の先行きが不透明だとして、オンタリオ州ウィンザーの「クライスラー」「ダッジ」生産工場の操業を止めた。停止は2週間の予定。同工場には4500人の組合員が勤務している。
原題:GM to Idle Van Plant in Another Blow to Canada’s Auto Sector (1)(抜粋)
--取材協力:David Welch.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
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