牛丼チェーン「吉野家」などを運営する吉野家ホールディングスは、およそ12年半ぶりに社長を交代すると発表しました。

吉野家HD 河村泰貴 社長
「吉野家ホールディングス社の代表に就任してから丸12年。ここでまた、新しい方に託すのが適切ではないかと」

吉野家ホールディングスは、5月27日付で河村泰貴社長が代表権のない会長に就任し、成瀬哲也取締役が社長に昇格する人事を発表しました。およそ12年半ぶりの社長交代です。

河村社長は成瀬氏を「課題に対する解決に向けた情熱とスピード感が突出している」と評価しています。

成瀬新社長は、「会社経営を現場と一緒に楽しみながら進めていきたい」と抱負を語りました。

また、吉野家ホールディングスは2024年3月から今年2月末までの1年間の決算を発表し、売り上げは増加したもの、本業のもうけを示す営業利益は前の期より8.4%減少し、73億円でした。

要因について、コメなど原材料の急激な価格高騰が響いたと説明しています。