中国が報復関税を発表しましたが、先ほど取引が始まったニューヨーク株式市場はどのような状況でしょうか?

きょうも取引開始直後から激しく株が売られています。ダウ平均株価はきのうに比べて一時、1700ドルあまり急落して、現在も厳しい展開となっています。

中国は報復関税を宣言していましたが、具体的な措置を発表したことで、世界経済全体が冷え込むという警戒感が市場を襲っています。

きのうに続き、アップルなどグローバル企業や製造業が売られていますが、きょうはサービス業など商売のメインがアメリカ国内の企業の株も売られています。

大手金融機関がアメリカの景気後退の確率を40%から60%に引き上げるなど、景気後退への警戒が強まっています。

市場関係者は「他の国も報復関税を発表する可能性があり、週明けの東京市場も厳しい状況が続くとみられる」と警戒を示しています。